レッド・ライト/Red Lights

監督:ロドリゴ・コルテス

主演:シガニー・ウィーバー、キリアン・マーフィー、ロバート・デニーロ

スペイン出身の監督、脚本が手かけた本作は日本でもそれなりに話題になったかと思います。見てみると確かに大変面白い作品でした。監督の他の作品はさほど日本で流通しておらず、あんまり目にする機会はありません。

シガニー・ウィーバー演じる物理学者のマーガレットと助手のトム(キリアン・マーフィー)は世の中の様々な怪奇現象を取材し、それを物理理論で読み解き、怪奇現象のインチキを暴いています。40年前に一世風靡した超能力者のサイモン・シルバー(ロバート・デニーロ)が再び活動することを知り、トムは彼を調べることに熱心になりますが、マーガレットはかつて彼との対決の苦い経験から、トムを止めようとします。それでも独自に調べ始めるトムの周りに、次々と不思議なことが起こります。例えば、シルバーの舞台に潜入したトムの撮影機材が激しくショートを起こしたり、トムのアパートメントで不思議な強風が吹いたりしました。この映画の最大な見所はまさにこれらの怪奇現象は果たして、サイモン・シルバーによる本物なのか、マーガレットとトムはこれらを超能力だと認めざるをえないのかですね。マーガレットは心臓病で急死してしまい、悲しみに耽るトムはサイモン・シルバーの超能力ショーで彼と対決します。

思えば最初のシーンで、マーガレットがトムから電話を受け、ティースプーンが曲がってしまった所からヒントが潜まれていました。決して派手に騙そうとするわけではなく、落ち着いた暗さで淡々と進行することで、どんどん謎が深まり、視聴者が引き込まれます。最後に全てが分かっていても、なんだかたくさん回想しないとすっきりしないような、それだけ心に残る作品です。シガニー・ウィーバーとロバート・デニーロのいぶし銀な演技はとてもよかったですし、キリアン・マーフィーも実に様々な大作に出た演技派ですね。作品の隅々に隠れた愛情物語、トムのマーガレットへの愛、マーガレットの息子への愛、それぞれ切なくて心が打たれます。


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