ノーマルハート/The Normal Heart

監督:ライアン・マーフィー

キャスト:マーク・ラファロ、マット・ボマー

本作はツタヤやゲオではなかなかお目にかからないかもしれません。筆者はケーブルテレビのLGBT映画特集で知りました。

幕が開くとクルージングと海岸ビーチでゲイ達の大パーティーシーン、なかなかのインパクトでした。そこで一人が突然倒れて亡くなってしまいました。1980年代のアメリカではまだエイズに対する知識が乏しくて、ゲイの間で謎の伝染病が流行しているストーリーです。主人公のジャーナリスのネッド(マーク・ラファロ)はゲイのグループと率いて、この病気に関する情報の周知、治療法を探すことに奮闘します。その間に友人が発病して亡くなることを幾度も経験し、ゲイへの世間の偏見による病気が重要視されないことへの怒りが募る一方です。そんな中で最愛の恋人となるフェリックス(マット・ボマー)と知り合ったり、病気の治療に協力してくれる女医(ジュリア・ロバーツ)と友情を深めていきます。治療法が見つからないこともあり、恋人のフェリックスもついに亡くなってしまいます。何事にも情熱的なネッドは自らゲイであることを公表し、家族から見放されても諦めない性格ですが、仲間達はゲイであることを隠して生きたい人や、怒りより冷静に対応する人が多いので、ネッドと仲間達の溝が深まってしまいます。ネッドは最終的にグループから追放されますが、グループはめげずに活動を続けました。

マーク・ラファロは情熱的すぎて周りがついていけない、ちょっと面倒臭い役が多い気がします。本作でも最高潮でした、確かに主張は正しいが、解決方法は必ずしも正面からしかないものではありません。

本作では数々の脇役の活躍がとにかく目立っていました。フェリックス役のマット・ボマーはテレビドラマの「ホワイトカラー」のネイト役でお馴染みで、超絶イケメンが本作で光る演技力を発揮しました。マット・ボマーはプライベートでもゲイであることを公表しています。確かに「ホワイトカラー」での立ち振る舞いや所作でやや伝わるものがありました。ネッドとフェリックスのベッドシーンは情熱的でかなりHOTでした。マーク・ラファロはゲイではないので、マット・ボマーから演技指導を受けたというらしい。唯一の女性役ジュリア・ロバーツは男だらけのこの映画に華やかさを増しました。「ビッグバンセオリー」のシェルドン役のジム・パーソンズもゲイグループの一人を演じていました。シェルドンの印象がなかなか抜けないが、これはこれで見所。LGBT映画の中でも正統派であり、問題を社会へ問いかけ、人間の偏見を考えさせられ続ける社会派映画です。見てがっかりすることはないでしょう。


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