ゴーン・ガール/Gone Girl

監督:デヴィッド・フィンチャー

キャスト:ベン・アフレック、Rosamund Pike

筆者が本作に興味を持ったのは3年ほど前にたまたま原作の小説を読む機会があり、作品の途中まで読んだことがきっかけでした。当時全く本作を知らなかったが、ヨーロッパの知り合いが皆面白いと言っていたし、実際とても洗練された英語の描写が癖になりそうでした。映画化されたことで思い出し、本作のエンディングを知ることができました。

映像とはいえ、時系列の展開は小説通りでした。田舎町に住む夫婦の結婚記念日に、夫が朝から散歩に行き、バーで一杯飲んで帰宅したら、妻がいなくなり、自宅には争った痕跡や血のついた凶器がありました。妻が誘拐されたと夫は警察に通報し、捜査が始まります。普通に見える夫婦は実は不仲で、夫が働かないで借金まで作ることや家にいないこと、また妻の妊娠を隠すこと、更に浮気をしていたことが導かれるように徐々に明らかになっていきます。出会った頃仲睦まじい夫婦はどうしてここまでになってきたのか、その原因は全て夫にあると皆もが思ってしまいます。世間は夫の悪事に注目し、妻を殺害したストーリーに仕立てようという流れになりました。ここまでは本当に夫が自分の手で妻を殺したではないかと信じそうになりました。しかし、誘拐は実は妻の自作自演であり、夫に罪を着せようとしていました。更に、妻の人生でこのような出来事が実は数回あり、男に復讐するために手段を選ばない恐ろしい女であることを、夫は徐々に知りました。

ここまで順調に進んだのに、不意な事故で妻の計画が狂い、プラン通りに行かなくなりました。旧知の男に頼るも、きっと妻はこのままではいけないと一瞬で計算したのでしょう。全て元の生活に戻るために、妻は更なる自作自演と殺人まで平気で行い、被害者と演じきって自宅に戻りました。そして、身体が回復していく妻は妊娠して、夫とずっといることを決意。世間の夫に対する批判や、夫がこれからも逃げることのできない生活を続けることが夫への罰かもしれません。夫の弁護士の一言”You are really a good couple, just don’t piss her off”,「お互い憎しみ合う本当にお似合いのカップルだ、ただ彼女を怒らせないように」、なかなかのユーモア。

主人公の妻のエイミーの執着心はまさに狂気の沙汰、常人では考えられません。もし計画がうまくいけば夫は死刑、妻は死んだふりをしたのでしょうか。筆者は女性目線で見てしまうので、どうしても妻の立場に立ち、この男の行いは死刑になっても当然と考え、妻を応援してしまいます。

そのためか、映画として怖い場面はないものの、スリル感満載でした。人間の心が最も恐ろしいのかもしれません。結末も予想することができなく、ただストーリーに引き込まれるだけ、さすがデヴィッド・フィンチャー作品でした。


人気ブログランキング

スポンサーリンク







フォローする

スポンサーリンク




コメント

  1. […] ゴーン・ガール/Gone Girl 監督:デヴィッド・フィンチャー キャスト:ベン・アフレック、Rosamund Pike 筆者が本作に興味を持ったのは3年ほど前にたまたま原作の小説を読む機会があり、作品の途中まで読んだことがき…filmfan.linan-nan.com2017-01-07 17:15 […]

  2. I type of agree however there are a few points I can suggest about.
    However overall a wonderful write-up. https://freetrialsgarciniacambogia.net/garcinia-cambogia-plus-95-hca-strongest/